脂肪　減らす

共役リノール酸というものをご存知でしょうか。殆どの人は聞いたことがない言葉だと思いますが、この共役リノール酸は、肥満大国であるアメリカで、ここ１０年ほど急激に売り上げを伸ばしていると言われているダイエットに有効とされる成分のことを言います。

近年になってから日本でも広く出回るようになってきました。共役リノール酸は、脂肪酸の一種で、身近にある食品ではサラダ油で有名なリノール酸から数％ほど抽出される成分の一つとなっています。

この微量しか抽出することのできない共役リノール酸は、世界中で脂肪燃焼に効果的であるとして、大変注目を集めている成分となっています。共役脂肪酸を摂取することができれば、ホルモン感受性リパーゼが活性化し、蓄積された脂肪を分解してくれるようになります。

さらに、エネルギーとして消費できるように促してくれるというわけです。これまでは、ホルモン感受性リパーゼを活性化させるには、運動が一番であると一般的に言われてきました。

しかし、共役脂肪酸には、運動をするのと同じような脂肪燃焼の効果が期待できるだけでなく体脂肪を溜め込まないという作用もあることがわかっています。リポタンパクリパーゼと呼ばれる酵素が放出されるのを抑制する効果があり、脂肪細胞に余分な脂肪が吸収されるのを防いでくれる働きがあるといわれています。

これだけでなく他にも、共役リノール酸は、筋肉を成長させて強化するのにも効果的なものとなっています。筋肉を落とすことなく、体脂肪だけを落とすことで、ただ痩せるのではなく、引き締まったリバウンドしにくい身体作りができることになります。

筋肉を強化することができれば自然と基礎代謝量もあげることができます。共役リノール酸の効果を実感するには、一日２〜３グラムの摂取が必要となっています。食事だけでの摂取ではなかなか補うことができない可能性が高いので、摂取する場合はサプリメントも併用することをお勧めします。

無理なダイエットでおこるリバウンドを防ぎ、痩せやすい体質作りを目指すのであれば、共役リノール酸をダイエットに取り入れてみる価値は十分にあると言えるでしょう。